■シルクで冷え性改善の健康法、第六話■

前回は、『絹は、”冷え取り”に欠かせない健康繊維。』のお話!今回は、『絹の、抗菌性と放湿性すぐれもの繊維。』のお話!

絹は、皮膚細胞の活力を増進し、血管の軟化を防ぎ、若さを保つ効果が医学的に認められ、体内の冷えや毒素を排出し、
神経痛、リュウマチ、冷え性に良いとされています。(毒素って何?という方は↓バックナンバーの第二話をご覧下さい)

絹は、吸湿性と放湿性が微生物の繁殖を制御し、人の皮膚を正常な生理状態に保つのに、役立ちます。また絹は、その吸湿性の良さから、有毒物質を吸収し肌を守ります。抗菌性のあることは、次のような簡単な実験からもわかります。

絹布で包んだ餅と、包まない餅を常温で室内に置いて、一週間観察しますと、そのままの餅には青カビが生えてきますが、
絹布で包んだ餅には、カビが生えません。(素晴らしい!)これらからすると、シルクは明らかに細菌の育成を阻害する働き
をもっています。肌着や靴下、寝具など肌に近い所につけるものは、絹をお勧めしています。敏感肌の方、アレルギー皮膚炎の方、
アトピーの方も、お試しください。

極地を探検した、故・植村直巳さんも、シルクの肌着を愛用していました、綿やウールは保温性があっても、濡れると乾きにくい
ため凍りついてしまうからだそうです。シルクは汗を吸収しても繊維の表面は、乾いている特性があり身体を濡らさないのです。
(すごーい)

また、絹は多孔性のため、気体を多く含み他のどの繊維よりも熱を伝え難い性質がありますので、皮膚の表面温度を冬に
2度上げ、夏に2度下げるので、冬暖かく、夏涼しい素晴らしい素材なのです。(私も毎日着ていますが、実感できます。)

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