前回は、『冷え症』はなぜ、女性に多いか?のお話でした。
今回は、温の食べ物、寒の食べ物のお話です。
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■前回↓のような部分について、『冷やす食べ物と温める食べ物を具体的に
教えて』とたくさんの方よりメールを頂きましたので、お答えいたします。
昔は、夏に、体を冷やす野菜や果物が収穫され、それを食べ、冬には、
逆に体を温めるものを食べた。いわゆる旬のものを食べたが、最近は季節に
関係なく手に入るようになったために、自分の食べたいものを食べたい時に
食べれるようになった。食べ物でもうまく体の状態を調節していたのに、
そういうことも少なくなり、女性はどうしても冷えやすくなってしまったのです。
(便利な現代生活って、不便・・・)
■暑い時には「寒」の食べ物、寒い時には「温」の食べ物をバランスよく、
適度の量をとることが大切なのです。(良いものでも食べすぎは、いけません)
■「温める性質の食べ物」:簡単に考えると、地面の下に生えるものや、豆類
きのこ類、発酵食品などです。具体的には
根菜類(大根、にんじん、かぼちゃ、しょうが、玉ねぎ、にんにく、)
いも類(さつまいも、里芋、山芋、じゃがいも)きのこ類(しいたけ、なめこなど)
発酵食品(みそ、しょうゆ、納豆、酢、ぬか漬け)
他に栗、牛肉、海藻類などです。『但し発酵食品といっても、お酒類は別格で
冷すものに入ってしまいます』(トホホ残念!)
■「冷やす性質の食べ物」:簡単に考えると、地面の上に生えているもの等です。
具体的には、すいか、柿、トマト、メロン、などフルーツ類(夏に収穫されます
もんね)そば、ほうれん草などはっぱ類(加熱調理すれば、温の食品となる)
(生野菜なんて冷やしそうですが、ごまドレッシングをかければOK)
あまり、神経質になる必要はありませんが、添加物の多いものより、無添加の
食品を選びましょう、(難しいですが) 知っていると知らないとでは、大違いで
す。お肉や魚を食べる時は、ゆず・すだち・レモンをかけましょう。
*他に気をつけたい事!
ストレスを発散させる。体から放熱量を減らす。(厚着をする)(絹の肌着)
お風呂に入り、血の巡りを良くする。ゆっくり、優しく下半身を中心に体を
温める。(ときどき、ゆっくり半身浴) 食べ過ぎない、飲み過ぎない
ジーンズ・下着などで、あまり極端にしめつけない事などが大切です。
■ 低血圧・冷え性
冷えそのものは病気ではないのですが、冷えることによって免役が落ち、
血液の循環が悪くなり、ホルモンのバランスが崩れ、
“お血(おけつ)”という状態になる場合がある。この“お血(おけつ)”とは
「けつ(血)」が停滞して起きるもので、昔から「古血:ふるち」などと呼ばれ
ていたものでホルモンのバランスや、血流の分布を調節する血管運動
神経のバランスが崩れて起きるものとされています。
お血(おけつ)は色々な病気の原因になる事が多いので、冷えには充分
気をつけたいです。特に、女性の方は、子宮筋腫・子宮内膜症・子宮がん・
卵巣がんは、冷えやお血(おけつ)が関わっていることが多いので、
知識として病気の症状をある程度知っておく必要があります。
(最近急に冷え込んできたので、1年ぶりに絹のジジシャツを、着たの
ですが皆が寒い寒いと、震えていましたが、僕は、そんなに寒いかい・・
あっ僕ジジシャツ着てたんだ。ってなもんでした。本当にあったかなんです。)
第28話はここまで、次回をお楽しみに!!
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