■絹は静電気を帯電しにくいので静電誘導もおこりにくいのです!
電気はすべてのものが持っているので、人も衣服を着ていれば摩擦がおき、
静電気が発生し、帯電しています。
乾燥する季節や室内で、化繊の衣服や毛布からパチパチと同時にチクッ
という不愉快な痛みを感じます。
この放電する時に皮膚の表面が破壊され弱くなります。合成繊維
は水を吸わないため、発生した静電気は糸の内部に帯電します。
帯電すると静電誘導がおこり、まわりのごみや塵、花粉、細菌さえも
吸いよせてしまうのです。(こっこわい)
静電気が体に及ぼす害はこればかりではなく、血糖値やカルシウム代謝
などにも悪影響をあたえていることがわかってきました。
シルクは微細繊維の集まりで繊維内部に細かい隙間がたくさんあり空気
を含み、吸湿性にすぐれ、水分を一時的に貯留する貯水池の役目もしますから、
静電気を蓄えず、すぐ放電してしまいます。
しかし、乾燥状態が高ければ絹も帯電します。(少しですが)
静電気から身体を守るには、帯電しにくいシルクの衣料が最適です。
絹の力が外敵から身体を守り、健康増進に一役かいます。
絹に触れる日々の生活は心豊かな気分です。
■絹の街鶴岡で生まれた、『絹入り麦きりと、絹入りそうめん』の話!
唐突ですが、ここ鶴岡は明治以来、絹織物の産地です。
以前、食べる絹シルクパウダーの特集を何度かいたしましたが、
鶴岡市では伝統産業である絹織物を食品分野に生かそうと、
鶴岡市・山形大学農学部・国立鶴岡高専・県工業技術センター庄内試験場
など、産学官プロジェクトが2年がかりで開発しました。
それを生かしたのが『絹入り麦きり』と『絹入りそうめん』なのです。
絹タンパクは、高コレステロール血症の予防、アルコール肝臓障害の予防
活性酸素の消去などの健康効果があり、これらの機能性は、麺をゆでた
後も変わらない事が山形大学農学部の試験で確かめられました。
(私も相当の麺好きなので、食べていますが、つるつるした食感とコシの
ある麺は、是非皆さんにも、お試しいただきたい、美味しさです。
これで健康効果もあるとなれば、おすすめしない訳にはいきません。)
この後、ご紹介いたしますので、お楽しみに!
第18話はここまで、次回をお楽しみに!!
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